陸前高田市の仮設住宅団地
TEMPORARY HOUSING OF RIKUZENTAKATA

岩手県陸前高田市に、風景に溶け込む集落のような応急仮設住宅団地を完成させた。
本計画は、【地場産業×建築家】による災害支援の新しいあり方を提示している。
陸前高田市に面する住田町。地場の杉と大工技術を活用し、住田町と住田住宅産業が開発した木造仮設ユニットが本計画の核となっている。
建築家は、インフラと各住居の配置計画を行った。インフラ計画では、既存設備を積極的に活用した。各住居間に角度をもたせた配置計画では、住居間のプライバシーや交流庭を作り出した。完成した町は、新築で有るのに、昔からそこにあるような「集落」の佇まいを持っている。
被災地をはじめとして、その地域の資源を再評価、再配置していくような、繋ぐデザインが今、復興に求められると思う。与条件を読み取り、新しい方法論で空間の本質を再生させる。それが建築家の本当の職能だと考えている。

Data Sheet
  • 建物名称
    陸前高田市 小友町獺沢第2仮設団地
  • 住宅ユニット設計
    住田住宅産業株式会社 (担当:中野和人)
  • インフラ・配置計画
    SUGAWARADAISUKE (担当:菅原大輔) + 原田勝之
  • 施工
    住田住宅産業株式会社
  • 写真
    太田拓実
  • 設計期間
    2011年3月 – 5月
  • 工事期間
    2011年5月 – 7月
  • 計画の詳細
Prize & Media

2015ARCHITIZER A+ AWARDS 2015 Finalist (ARCHITIZER)/ ドイツ

2015建築雑誌 2015/03 (出版:日本建築学会)

2014日経アーキテクチュア「次代の変革者100人」 2014年2月25日号

2013FUTUR ARC_33 Nov-Dec2013 (FUTUR ARC) / インドネシア

2013designboom (web magazine) / イギリス

2013Phaidon atlas (web magazine) / イギリス

2012World-architect Web Magazine / over the World

2012Archtectural Record_May.2012(McGraw-Hill Construction) / 米国

2012住宅特集_2012_04 (新建築社)

2012The MINI INTERNATIONAL_vol.36 (MINI) / Geramany-over the World

2012JA86 「新世代建築家からの提起」(新建築社)

2011住宅特集_2011_12 (新建築社)

2011dezain.net, (dezain.net / web magazine)