本計画では、黒磯のモノ・コト・ヒトを集積し、この場所にしかない新しい価値を生む図書館の未来像、「黒磯のメディアぷらっとフォーム」を提案します。

情報技術によって、時間と距離から自由でグローバルな電子情報は、人間の行動様式を一変させました。同時にモノ・コト・ヒトといった場所に拘束される物質に情報という価値が見出されました。AR(拡張現実)や IoT (モノのインターネット)は、その2つの情報を活用した価値創造の例です。この状況下で求められる地域図書館像は、地域のローカルな物質情報を収蔵し、インターナショナルな電子情報と共に活用して、新しい体験やインターローカルの価値を生み出す場所となるでしょう。

そこで、本計画では、黒磯のモノ・コト・ヒトを集約し、メディアミックスによる様々な活動を支援する、図書館や公園、博物館や劇場としても利用できる、地域創造のプラットフォームを目指します。それが、「黒磯メディアぷらっとフォーム」です。

威厳ある箱物ではなく、地域内外に限らず全ての人に開かれた場所。目的があってもなくても、「ぷらっと」立ち寄りたくなる場所。そんな施設を3つの目標と12の手法によって実現します。

Data Sheet
  • 建築設計
    SUGAWARADAISUKE (担当:菅原大輔、上赤坂典幸)
  • 構造設計
    オーノジャパン
  • 劇場計画
    本杉省三
  • 植栽計画
    GAヤマザキ