興味のしりとり -JA86 「新世代建築家からの提起」展-
INSTALLATION FOR NEXT GENERATION -MANIFESTATIONS OF ARCHITECTS UNDER 35-
日本

JA86 「新世代建築家からの提起」では、26歳から35歳まで18組の新世代建築家を特集し、その関連展覧会が渋谷ヒカリエで行われました。SUGAWARADAISUKEもその一組として、本展覧会に出展しました。
ここでは、パネルと模型による形骸化された展示ではなく、鑑賞者の動きが展示空間に影響を与え、他の鑑賞者の行為を誘発していくようなインタラクティブな展示を目指しました。

1. 人々がのぞき込む、白くて大きな箱
展示の中心に据えられた白くて大きな箱には、様々なカタチの穴とプロジェクトの解説文が点在しています。その穴をのぞき込むと、周辺環境まで再現した各プロジェクトの風景が広がっています。背伸びしたり、しゃがみ込んだりしながらのぞき込む人々の景色は、その人の興味の分布を表しています。これに誘発されるように、人々は思い思いの穴をのぞき始めます。

2. どんどん減っていく展示
パネルへの記載情報は最小限に留め、写真や配置図などによる「絵はがき」をこれに併設しました。「絵はがき」は、プロジェクトを伝えるだけでなく、気に入れば持ち帰ることができます。どんどん減っていくその「絵はがき」の量は、他人の興味の分布を表しています。

2つの方法によって、訪れた人々は能動的に穴をのぞき込み、ハガキを手に取ります。それは同時に他人の興味の分布を顕在化させ、次の鑑賞者の選択に影響をあたえました。それは、時間をこえて他人に連鎖する「興味のしりとり」のような、インタラクティブな新しい展示です。

Data Sheet
  • 展覧会名称
    JA86 「新世代建築家からの提起」展(主催者:新建築)
  • 会期
    2012/07/25 – 2012/08/06
  • 場所
    渋谷ヒカリエ 8cube(東京都渋谷区)
  • 設計
    SUGAWARADAISUKE(担当:菅原大輔、上赤坂典幸)
  • 制作協力
    市村梓、青木桜子、大森葉月、楠元彩乃、須川太一
  • 写真
    太田拓実、SUGAWARADAISUKE(パネル写真)
  • 展覧会詳細