「フランス的」と「日本的」
フランス、オルレアン市で開催される代表的な建築の展覧会「ArchiLab 2006 Japon」のための作庭計画。
白紙から構築するフランス庭園のような作り方も考えられたが、
既存を発見し、ズラし、拡張していくような日本庭園の作り方を目指した。
「観賞」と「体感」
計画地の地面、壁面にそれぞれ白砂、植栽を配すことで、場を包み込む面群を一体化し空間化した。
これによって観賞の対象としての植込みから、体感される空間=庭園の構築を目指した。
「運動」と「状態」
庭園に起伏をもった市松模様の鏡面群を新たに挿入する。鏡面群は白砂の上で水面のように空や植物を写しだす。
遠景では日本庭園の岩のように固体として存在するが、体感者の運動によって地面を覆うように面になり、
さらに写像をもって画素のように粒子化する。
Data Sheet
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建築設計SUGAWARADAISUKE/菅原大輔 + 前田茂樹
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施主ARCHILAB 2006
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場所オルレアン, フランス
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写真小野祐二, 前田茂樹 (一部レタッチ: SUGAWARADAISUKE)
Prize & Media
2007Design Today(India Today Groupe) / インド
2007Domus (Domus) / イタリア
2007ARHITECTURA (ARHITECTURA) / ルーマニア
2007Indoor Green Style (商店建築社)
2007日経アーキテクチャー (日経BPマーケティング)
2007ARCHILAB 2006 Japon (Frac Centre) / フランス
2006新建築_2006_12 (新建築社)