地場産業と日本有数のワインインポーターのコラボレーションによる6次産業のブランディングです。
一般的に、ワインのおつまみは輸入食材。しかし、日本には世界に誇れる食材が多く存在しています。地方の特産品をワインのおつまみとしてアレンジし、モトックスの流通網にのせ、国内外の市場展開を目指しているのが「ワインtoおつまみ」です。食材だけでなく産地の情報も伝えることで、日本の風土を味わうワイン文化の構築を目指しています。
また、日本の美しい風景を守ることも、本プロジェクトの目的です。商品自体の特徴とそれが生まれた地域の情報を、ワインの楽しみ方と共に消費者に伝える6次産業。それは、特産品の価格と流通量を確保して地方の産業を支えるだけでなく、風土の魅力をブランド体験として伝えることで、日本の風景を守る機運を高めます。これは、日本各地の美しい風景を持続させる、社会性をもったブランドのあり方だと考えています。

ロゴについて

日本各地の特産品とその風土を味わう、新しい日本のワイン文化が伝わるようなロゴを目指しました。日本の象徴である富士山と、古の時代に使用されていた銀製のワイングラスを中心に、様々な食材やブドウを配置することで、日本の家紋のような佇まいを目指しました。日本らしさとワインの高級感を持たせるために、金色をブランドカラーとしています。

パッケージについて

パッケージは、透明な容器と大きなイラストによって、内容や食材が一目でわかるようにしました。また、味わいだけでなく、それを育てた風土が楽しめるように、産地の情報を併記しました。色展開は、日本らしい四季の色とするために、酒井抱一「四季花鳥図」を参照しています。このパッケージは、日本の風土を味わうブランド体験をつくりあげます。

Data Sheet
  • クライアント+プロデュース
    M.O.T.株式会社
  • フードコーディネート
    M.O.T.株式会社(担当:大橋みちこ)
  • クリエイティブディレクション+アートディレクション
    SUGAWARADAISUKE (担当:菅原大輔)
  • ロゴデザイン
    PASS (和田昭一)
  • ツールデザイン
    SUGAWARADAISUKE (担当:菅原大輔、市村梓)
  • イラスト
    宮島亜希
  • 写真
    佐藤朗
  • HP
Prize & Media