鍛金家 金森三惠子展 / 金属の新しいかたち -道具がつなぐ原始と未来-
MIEKO KANAMORI EXHIBITIOIN

鍛金家 金森三惠子の展覧会「金属の新しいかたち -道具がつなぐ原始と未来-」の
コンセプトディレクションと会場構成を担当しました。
工芸は本来、生活の道具です。
日本では、本膳料理や茶道、華道が、工芸を芸術まで高め、
また、民芸運動のように生活そのものに美を発見してきた歴史があります。
それはつまり、人類が自然をお借りし、生かされるためのインターフェイスでした。
金属というハードは素材を、自然と人間に引き寄せる金森さんの手仕事に感動し
本展覧会をディレクションしました。

会場構成では、サイズや用途の異なる様々な作品に対して共通の背景をつくりました。
壁掛けの額縁や展示台の天板を白塗装した木毛セメント版で構成することで、
既存のギャラリー空間や家具に溶け合いながらも、
金属の工芸作品がその場所に浮かび上がるような鑑賞空間を目指しました。

Data Sheet
  • コンセプトディレクション
    SUGAWARADAISUKE建築事務所(担当 菅原大輔、市村梓)
  • 会場構成
    SUGAWARADAISUKE建築事務所(担当 菅原大輔)
  • 場所
    東京都渋谷区
  • 写真
    佐藤朗
  • 設計期間
    2017.03 – 2017.04
  • Website