(WORK/PLAY) GROUND / 4th floor
東京、日本
【4階:バイオフィリックシェアオフィス】

本計画は、施主にあたる一般社団法人の社会教育関係団体の教えを開き、共感してもらうことを目的とし、社会教育関係団体が保有する地上5階建てRC造のビルのうち34階の2層を改修した。
また、社会教育関係団体の本部や大規模なイベント会場に近く、子育て世代から年配者までの幅広い年齢層の会友が利用しやすい立地の良さと、特殊構造による無柱の大空間を活かし、社会教育関係団体が定期で行っている催事に加え、仕事から勉強、交流会や講演会まで、平時とイベント時共に様々な用途に利用できる「多様な居場所群の創造」を目指した。

4階は『自然』との関係を問い直し、共生するバイオフィリックで多様な居場所群のあるシェアオフィスとした。
窓際やワークデスクとなる什器の植栽、高低差や仕上がりの異なる床面設定、高性能収音版による音響環境、様々な家具によって、個人~グループワークや休憩、トークイベントまで、会友さまの様々な滞在に対応できる空間である。

道路に面した二つの開口部に、夏は植物の蒸散効果の冷却、冬は温室効果で暖房効率を高める『自然環境調整帯』として植栽を設置した。
また、都市の風景と執務カウンターを『自然環境調整帯』によってつなぐことで、四季折々の変化と一体化した、立体的な大自然で働くような場所を作り出した。
くわえて、『自然環境調整帯』に連続したステンレスの鏡面窓台と小上りは、増幅した自然環境と共に、都市を眺める憩いの場を利用者に提供している。
一方で、躯体と設備が表しになった、高い天井高さが確保できる開放感のある会議室の『フレキシブルエリア』ではプロジェクターやスクリーン、簡易間仕切りや電源など、フレキシブルな使い方を許容するワークスペースを設えた。

都市型のワークスペースに自然を挿入することで、都市の風景から自然、そしてワークスペースのグラデ―ショナルな境界に自然と共生した多様な居場所群が生まれ、都市の新しいワークスペースの風景を作り出している。

Data Sheet
  • 建築設計
    SUGAWARADAISUKE建築事務所 (担当:菅原大輔、中尾有希)
  • 照明計画
    灯デザイン(早川亜紀)
  • 設備
    ZO設計室(担当:清水真紀)
  • 施工
    株式会社エルドラード + 株式会社ストラクス
  • 写真
    志摩大輔
  • 主な用途
    事務所
  • 設計期間
    2021年10月~2022年5月
  • 施工期間
    2022年5月~2022年8月