本計画は、施主にあたる一般社団法人の社会教育関係団体の教えを開き、共感してもらうことを目的とし、社会教育関係団体が保有する地上5階建てRC造のビルのうち3・4階の2層を改修した。
また、社会教育関係団体の本部や大規模なイベント会場に近く、子育て世代から年配者までの幅広い年齢層の会友が利用しやすい立地の良さと、特殊構造による無柱の大空間を活かし、社会教育関係団体が定期で行っている催事に加え、仕事から勉強、交流会や講演会まで、平時とイベント時共に様々な用途に利用できる「多様な居場所群の創造」を目指した。
3階は親子連れの会友が子供を遊ばせながら、友人と集いたくなる交流スペースとし、子供の年齢ごとに対応できる多様なスペースが配されている。
室の中心に配置した円形フレームはワークデスクで、その中で、子供たちは多様な遊びを展開する。
親はワークデスクで子供を見守りつつ仕事ができる。
円型フレームから外側にオフセットした円弧上のテーブルは、小学生のための勉強スペースとした。
各席を鉄のフレームで仕切り、タスクアンビエント照明を採用することで落ち着いて勉強できるよう配慮している。
窓際に配置した高さ400mmのクッションは3歳未満の子供の遊び場とした。
円弧状の黒い間仕切壁は、子供がお絵描きできる黒板と本棚でできており、子供の興味関心を引く仕掛けになっている。背面には、本部会合への準備室となるパウダールームや更衣室を設置している。
これらのスペースは、カーテンや段差などを適宜利用することで、平時/イベント時のワークスペースや講演会場としてフレキシブルに利用すること可能にしている。
使い手と利用シーンによって、大きく変化するプログラムを、円形の重なりによってできた多様なスペースが可変性をもって許容し、子供の活動に配慮したおおらかな居場所を作り出している。






















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建築設計SUGAWARADAISUKE建築事務所 (担当:菅原大輔、中尾有希/設計・監理 藤坂美佳/設計)
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照明計画灯デザイン(早川亜紀)
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設備ZO設計室(担当:清水真紀)
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施工株式会社エルドラード + 株式会社ストラクス
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写真志摩大輔
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主な用途事務所
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設計期間2021年10月~2022年5月
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施工期間2022年5月~2022年8月













