新しい公共空間をもったテナントビルの提案です。
東京都内では新しいビルが次々と竣工し、テナントビル間の競争は激しさを増しています。
そこで、本計画では、新しい収益モデルと、新しい公共空間の可能性を持ったテナントビルを提案しています。
最新の情報技術と、環境設備や導線計画を駆使し、立体公園のような場所が点在する計画です。
誰でも気軽に立ち寄れる都市の立体公園は、環境装置として地域の温熱環境を向上させるだけでなく、テナント店舗へ積極的に顧客を導くような計画になっています。
また、情報技術を駆使した管理によって、公園のような場所は各テナントが共有する占有空間にも変化します。
一階部分はキッチンカーがプラグインできるオートキャンプ場のような仕組みを持っており、
時間によって弁当店やコーヒーショップ、ラーメン屋が展開します。
私有の建築物が、誰でもアクセスできる公共空間のような場所を持つことで、
テナントビルの新しい収益モデルを提案しています。
これは同時に、来るべき共助・互助による新しい公共空間の可能性も提示しています。
Data Sheet
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コンセプトディレクション菅原大輔
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建築設計SUGAWARADAISUKE (担当:菅原大輔、上赤坂典幸、市村梓)
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グラフィックデザイン、デジタル技術とデザイン小川晋平