物語を読む模型 -「新しい建築の楽しさ2014」展-
AGC STUDIO EXHIBITION NO.12

毎年15組程度の若手建築家が選ばれ、これからの建築ビジョンを示す「新しい建築の楽しさ」展。
SUGAWARADAISUKEは2014年に「ゆたか幼稚園」を展示いたしました。ここでは、建築展に見られる形骸化された模型展示ではなく、鑑賞者がその建築を追体験できるような展示計画を行いました。

1. 虫めがね
シンプルでいて多様な体験をもつ本計画を追体験してもらうために、幾つかの視点場を設定しました。簡単なコメントと共に「虫めがね」の視点場を点在させることで、多様な居場所の体験ができるようになっています。

2. 吹き出し
各場所が持っている物語を「吹き出し」によって表記することで、視覚的だけでなく園児や教員の日常をも追体験できるようにしています。

この様な方法によって、まだ訪れたことがない建築を追体験してもらい、この建築が持つ「本質的な楽しさ」について人々が語りあう。そんな展覧会場になるきっかけをつくることができました。

Data Sheet
  • 展覧会名称
    新しい建築の楽しさ2014展(主催者:AGC studio)
  • 会期
    2014/11/06 – 2014/12/26, 2015/01/06 – 2015/02/21
  • 場所
    AGC studio(東京都中央区)
  • 設計
    菅原大輔、上赤坂典幸、市村梓
  • 制作協力
    吉沢彬成、藤井将大、藤波友希、田口千貴、Jr-Yuan Ho、Chiwei Lai
  • 展覧会詳細